本日(10/29)、「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法案」が
参議院本会議で可決されました(賛成153・反対77)。
【法案概要】http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/186-43.pdf
本法案は、今年の通常国会において衆議院は通過したものの成立はせず、
参議院で継続審査となっていた法案です。
「『5年を超える一定の期間内に完了することが予定されている業務』に就く
高度専門的知識等を有する有期雇用労働者」および「定年後に有期契約で継続
雇用される高齢者」を対象として、労働契約法に基づく無期転換申込権発生まで
の期間(通算5年)に関する特例を設けるものです。
上記の特例の適用を受けるためには、「対象労働者の特性に応じた雇用管理に
関する措置についての計画」を作成し、厚生労働大臣の認定を受ける必要が
あるため、実務上多くの企業に影響があります。
衆議院に法案が送付され成立した場合、施行期日は平成27年4月1日であり、
十分な準備期間があるとは言えませんので、今後の法案の審議動向や行政からの
情報をチェックしておく必要があります。