Q. 採用時の選考書類、入社時の提出書類はどのように考えればよいですか ?

A. 「採用選考をする時の提出書類」と「採用決定時の提出書類」を
明確に区分することが望ましいと考えます。

今回は採用決定時の提出書類を考えたいと思います。
採用時の提出書類は通常は次のとおりです。

(1) 誓約書
(2) 身元保証書
(3) 住民票記載事項の証明書
(4) 源泉徴収票(入社の年に給与所得のあった者に限る。)
(5) 年金手帳(既に交付を受けている者に限る。)
(6) 雇用保険被保険者証(既に交付を受けている者に限る。)
(7) 給与所得の扶養控除等(異動)申告書
(8) 健康保険被扶養者届(被扶養者がいる者に限る。)
(9) その他会社が必要とする書類

(1) 誓約書

就業規則を遵守する旨の誓約書をとることは重要な意味があります。
入社の際、従業員は個別には会社の申し入れを事実上拒否できません。

入社時に就業規則の記載内容について誓約書で個別同意をしてもうらことが
望ましいでしょう。

(2) 身元保証書

身元保証については「身元保証に関する法律(第1条、第2条)」により
身元保証の契約期間は5年を超えることができず、期間を定めないときは
3年間に限り有効とされています。

またこの契約期間は自動更新はできません。
そのため期間満了時に更新手続をしなければなりません。

(3) 住民票記載事項の証明書

戸籍謄本・抄本及び住民票の写しの提出は、これに代えて
「住民票記載事項の証明書」の提出によることとされています。
(昭50.2.17基発第83号・婦発第40号)

(9) その他会社が必要とする書類

新たに外国人(特別永住者等を除く)を雇い入れた場合又は
その外国人が離職した場合には、その者の氏名、在留資格、
在留期間等の事項を厚生労働大臣に届出なければなりません
(雇対法第28条第1項他)。

特に次の①から⑦までの内容については、会社に確認義務があります。

これらを確認するためには、外国人従業員の「在留カード」等を入社時に
提示して
もらう必要があります。

①氏名
②在留資格
③在留期間
④生年月日
⑤性別
⑥国籍
⑦資格外活動の許可の有無

 

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