おはようございます。
「サッカーの試合は、何人でやるのかな?」
「(11人! 11人!)」
「25人です」
甥の「お受験」が終わった。
昨年までは、毎月遊びに来ていたが
今年は、極端に少なかった。
たまに、遊びに来て帰るときに
必ず聞く。
私「今度、いつ来るの?」
甥「う~ん 色々とさぁ~ 忙しいんだよぉ~」
妹から1週間のスケジュールを聞いた。
けっこう、ハードだ。
ただ、あいつから「やる!」と決意を表明。
自分なりに、がんばっていた。
そして、受験日がやってきた。
R小学校。
校門をくぐり、試験会場を確認。
トイレに行って準備完了。
父母待合室の前で
妹「ママは、ここで待っているからね」
甥「うん」
妹「じゃぁねぇ がんばってね」
腕時計を見たら、試験開始の2分前。
そろそろ、開始だ。
普段どおりに、やってくれればいい。
思っていたら・・・・・・
こっちへ向かって
走ってくる子供がいる。
だれ・・・どうしたのかなぁ~?
あっ!!!うちの子だよ!!
妹「どうしたの?」
甥「ねぇ・・・・あのねぇ・・・」
普段は、滅多なことでは、泣かない奴。
それが、涙を流している。
試験を受ける座席を、間違えてしまい
他の受験生と言い合いになったそうだ。
その時、他の受験生から
言われた内容が、
相当悔しかったのだろう。
妹「わかった。わかった。でも、今すぐ、始まるからねぇ」
甥「ン・・・・・・・」
妹「がんばれるよ・・・がんばれるよ・・・・
ねぇ・・ねぇ・・ねぇ」
甥「わかった。行ってくるよ」
何とか、落ち着かせて、
再び、教室へ戻り、甥は試験は受けた。
下を向いて歩いていた、後姿からは
覇気が抜けていたから。
何となくだが、今日は無理かな。
そんな感じがした。
その日の試験は、
内容はボロボロだったようだ。
試験開始2分前に、
結果が決まっていた。
帰宅する時
甥「この学校 行きたくないよぉ!」
帰りも元気がなかった。
翌日は、S小学校の受験日。
起きた瞬間に、願っていた。
気持ちを入れ替えて!
願いが、天に通じたのか!
昨日のことは、
すっかり、忘れている甥。
1日寝たら、嫌なことは
全て、消し去っていた。
全く、引きづっていない。
元気もある。
試験会場でも
少し余裕があるようにもみえた。
午前中の試験を終えて
午後は、親子面接だ。
昼食時も、よく喋る。
午前中の、試験も楽しく
できたようだ。
やがて、面接が始まった。
面接官「今ね、一番好きな遊びは、何かなぁ?」
甥 「はい! サッカーです」
元気がいい。
気合も入っているよぉ~。
この調子でいってくれ!
面接官「サッカーの試合は、何人でやるのかな?」
妹 「(11名! 11名! イレブン!)」
甥 「はい、25人です」
何言っているのよぉ~・・!!もう・・・駄目だ・・・
面接官「何故、25人なのかな? 詳しく教えてくれる?」
甥 「はい、自分のチームの選手が11名。
対戦相手の選手が11人 そして、主審1人、
ラインズマンが2人で、全部で25人です」
面接官「そうだね。サッカー好きなんだね」
妹 <あっ! そうかぁ~ そうだよぉ・・!
私が、落着かなきゃ 駄目だよねぇ・・>
面接では、終始受け答えも、しっかりしていた。
帰宅時も
甥「ママ! ママ! この小学校に行きたいよぉ~」
甥も心底、願っていた。
それから、数日後のある日
トルゥ・・・トルゥ・・・トルゥ・・・
携帯電話が鳴った。
あっ! 妹からだ。プチ
妹「あのさぁ・・・合格したよ S小学校」
私「よかったじゃ~~~ん。あいつは、どんな様子?」
妹「キャッ!キャッ! キャッ!キャッと飛び跳ねて、
喜んでいるよ」
メッチャ、素っ気無い感じだったけど。
本当は、大声をあげて、叫びたいくらい
嬉しいんだろうなぁ~。
本当に、本当に、よかった よかった。
本日は、パート労働者使用で6割超の事業場違反のニュースです。
東京労働局が調査した短時間労働者の
労働条件状況によると、使用する事業場のうち、
労基法違反及び労働条件の指導が認められた
事業場は62.1%だった。